高松市美術館「宮永愛子展:漕法 MIYANAGA Aiko: Rowing Style」(2019年7月17日(水)〜9月1日(日))の公式図録、2012年以来7年ぶりとなる作品集です。
「漕法(そうほう)」とは舟を漕ぐ方法を意味する言葉。果てしない年月のなか、揺らぎながら変化を続ける瀬戸内の島々。私たちもまた日々を紡ぎ、懸命に世代を重ねていくことで自身の景色を少しずつ変えていく。
瀬戸内の景色やそこで暮らしてきた人々が積み重ねる時間をテーマに、澄んだ音色を奏でる讃岐名石「サヌカイト」を素材とする新作インスタレーションの展示風景、代表シリーズ「手紙」「life」など、記憶や時間や音を想起させる作品群を掲載しています。
小説家・小川洋子が描く宮永愛子の世界、ミニエッセイも収録。
「変わりながらも存在し続ける世界」を表現する宮永独自の世界観を味わっていただける一冊です。
著者:宮永愛子
デザイン:名久井直子
発行元:青幻舎
2019年8月20日発行
判型:A4変型
ページ数:128ページ
製本:上製
言語:日英