真島直子の作品集です。
この作品集でみられる平面作品の「細胞」のような物体は、紙の表面に次々と分裂を繰り返し、多数の集団を結成し、繁殖を続け、その群が争って、隅々まで拡大しようとしているかの様でした。しかし、2011年の震災以降しばらくの間制作を中断し、再開した真島が描く新作の「細胞」は、自ら意志を持って骸骨らしき構造物を描くかのごとく、形を物語るようになります。
真島の「細胞」はどのように変化をしているか、みなさまの目で確かめていただければ幸いです。
種村季弘氏、山口昌男氏、アラン・ジュフロワ氏のテキスト入りです。
発行年月:2005年11月
発行:株式会社MASUKAN
発売:葫蘆舎
ページ数:110ページ
サイズ: 約縦25 x 横20 x 厚さ1.5 cm
言語:日、英、仏