会田誠自身2冊目の長編小説『げいさい』がついに発売!
初版サイン入りです!
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美術大学の学園祭「芸祭」。
1986年の一夜のできごと。
第一線を走ってきた鬼才だからこそ書ける日本美術界への真摯な問い。
なおかつ明るくも切ない青春群像劇! (帯文より抜粋)
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「ここはミヅマアートギャラリーのホームページなのでこっそり言っちゃいますが、この『げいさい』は小説という姿をしていますが、実は美術作品です。もちろん絵画や彫刻の姿はしてませんし、コンセプチュアルアートというのともちょっと違うのですが‥‥僕が「美術の仕事としてやった」という意識において、そうなんです。短く見積もって4年、長く見積もって30年かかりました。僕の人生で最も難産だった作品です。美術家としてデビューして以来、コイツにかけた時間は膨大で、僕の普通にいうところの「美術の仕事」をずいぶん圧迫しました。しかし『なに要らないことを僕はやってるんだろう‥‥』と疑念に苛まれることは、本質的には一度もありませんでした。なぜならこれは僕にとってメインな「美術の仕事」だったからです。よろしくお願いします。」
会田誠
発行年:2020年8月
発行元:文藝春秋
ページ数:320
サイズ:四六判